「外見」・・・東京ホームレス
前回の東京出張で、
息子たちと食事をしながらあるテーマに行き着いた。
・・・ 「先入観」 ・・・
という無意味な、そして超ぉ~独断的な判断で、
私たちは毎日、毎度、、、ジャッジし続けているようだ。
第一印象とか、先入観とかいう判断は、、、
自分の経験から得たデーターと、
何をどれだけ学んできたかという、、、
実は自分の成長度合い、
またこれまでの人生や理解力の深さを測る、、、
最も身近な物差しのような気がする。
・・・ なぜこんなテーマに行き着いたか? ・・・
それはバカボンが、「体がデカイ!」という外見から、
誤解を受けた経験があまりにも多いという、、、
笑い話&思い出話、、、からだった ![]()
ちょっと前にブログにも書いたように、
私も母として、、、
教師や心無い大人たちとずいぶん闘って来たもんねぇ~ ![]()
そして何十年も接客業をしていると、、、
ありがたいことに色々な方々に出会うことが出来、
それなりに、、、面白い発見も多かった、、、(苦笑)。。。
こうして書きながら、、、思い出したことがある。
小学六年生の夏休みのこと、、、。
初めて「東京」へ連れて行ってもらった。
上野動物園へ行くということで、
入場券を買ってもらいゲートを通り抜けようとしたときに、
入り口の中年男性が笑いながら、こう言った。
「これからは、体重で入場料決めるか!」
当時の私は料理好きのおかげで、
食欲旺盛、朝から4杯メシ!!状態 ![]()
すでに体重は60キロを超えていて、
それはもう素晴らしくパンパンの健康体だった。
救いは、、、体も丸い分、心も丸かったこと、、、![]()
傷ついた覚えはないが、、、とても印象に残っている。
つくづく鈍感で良かった ![]()
と胸をなでおろすが、
今思うと、、、ちょっとムカッ!![]()
信じられない発言だよね ![]()
程度の低い、、、大人、、、![]()
訴えられても当たり前の発言だ、、、。
ということで、、、
「外見」で人を判断してはいけない ![]()
という結論となり、
評論家ぶって、人をジャッジするという行為は、
自分の経験や、積み重ねた知識など、、、
深かろうが、浅かろうが、、、
自分の中身を包み隠さず提示しているということと、、、
わぁ~、、、
同じことなんだと、、、苦笑したワケ、、、です ![]()
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もっと深いところから、色々な方向から、、、
人を観察したり、理解しようとすることが大切だ!
と、、、三人で話したワケですぅ、、、。
次の日の事だった、、、。
あまり気乗りのしない出張の上、
東京は信じられないくらい
暑い
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疲れからか、体調もイマイチ不発、、、
しかし仕事は待っている、、、![]()
初日勢いで目いっぱい仕事をしたので、
二日目は一件のみ、、、。
『 あと少し、頑張れ
』 と自分言い聞かせ、
仕事が片付いたのは午後1時。
そのまま羽田に向かおうと思ったが、飛行機は最終、、、。
時間がありすぎるぅ、、、 ![]()
とりあえず恵比寿へ向かい休憩することに、、、![]()
千疋屋でマンゴーパフェを食べて、ちょっと生き返り、
もうモノや人を見る元気もなく、
ほかに時間つぶしをする方法も見つけられず、
やはり羽田へ行き、最終の時間までゆっくりすることにした。
恵比寿JRのホームへ降りると、、、
『 ゲェッ! 』 いきなり強烈なシルエットが目に入り、
一瞬足を止めてしまった。
そこには、、、
「全身黒一色のホームレスの男性」が、、、
立っていた。
年齢は50歳代半ば、
髪は肩辺りまで伸びたゴマシオ頭。
上下黒の雨合羽のようなナイロン製の服を着て、
その上にファー付きフードの黒いダウンベストを着ている。
うだるような暑さ、その格好を見ただけでも、
自分の肌と服の間に、ダラダラと汗が流れるような、
そんなイメージと、
そこから発生する「強烈な臭い」らしきものを、、、
すでに私は勝手にイメージしていた ![]()
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そのホームレスは、電車が来るのを待っている。
『 とにかく、同じ車両には乗りたくない! 』
善人ぶっても仕方がないので、
正直にそう思ったことは認めよう!![]()
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大きく円を書くように彼の周囲2メートルは避けて、
一個隣の車両に乗るために何食わぬ顔で移動した。
この行動は、、、私だけではなかった。。。
みんなが間違いなく、同じ行動をしていた(苦笑)。。。
電車が到着し、さっさと乗り込む。
優先席前のつり革をつかんで体制を整えたところで、
なんだか乗客の雰囲気が変!、、、。
前の座席に座っている若いお母さんが厳しい表情で、
隣に座っている5歳くらいだろうか?娘さんなんだろう、、、
慌ててバッグからハンカチを出し、口と鼻を押さえさせた。
その隣に座っているおばあちゃんも、
眉間くっきりとしわを寄せ、
ハンカチを取り出し鼻と口を押さえる、、、。
時折顔を上げて、入り口付近に目をやりながら、
三人ともが苦悩に満ちた表情をして下を向いている。
なんだかちょっとすっぱい臭い、、、
そして、、、
・・・ 嫌な予感
・・・ がして、、、
右側を見ると、、、
隣の車両に乗っているはずの、、、
あのホームレスが、、、私のつい横、、、
三つ向こうのつり革につかまって立っていた ![]()
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『 ゲェッ! 』 ![]()
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、、、なんでぇ~???
電車、入り口のまん前のつり革を持ち、
背を伸ばして堂々と入り口の方を向いている。
知らずに入ってきた人たちの顔色が即座に変わる、、、。
一歩足を踏み入れても、あわてて後ろに下がる人もいる。
そしてみんなが大きな円を描いて、
彼から遠く離れた場所へさっさと逃げて行く感じだった。
一気に、ホームレスの位置から向こう側の人たちが、
どどどどどぉーーー![]()
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っと、
車両反対側へ大移動してしまった。。。
車両が傾きそうだった(苦笑)。
『 あからさま
』
と驚きながら、私は思い出していた。
昨夜、、、三人で話した、、、
「外見」で人を判断してはいけないと、、、 ![]()
目の前の女の子は、
ハンカチで口と鼻を押さえながら、、、泣いている。
『 そんなに臭い~???』
少しずつ、、、怖いもの見たさで息を深く吸ってみる、、、。
私はどうも風上らしく、イマイチそんなに感じない。
イイ匂いのわけはないのだが、我慢できないほどでもない。
昨夜の話を思い出しながら、
どうでもいいのだけれど、耐えてみることにした![]()
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そして、、、深く理解するために、
ウォッチングを楽しんでみることにした ![]()
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もちろん息継ぎは浅く、、、だけれどね ![]()
そのホームレスは結構ふくふくとイイ体格をしている。
東京は飽食の街。
廃棄される食料も半端な量ではないんだろう、、、?
意外と恵まれているのだろうか、、、?
三日やってみると、、、辞められない、、、
そんなジョークを聞いたことがある ![]()
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足元を見て笑ってしまった。
すでに
スニーカー
の原型はなく、
底の白いゴムの部分だけをナイロン紐で二箇所、
足底から甲にかけて縛りつけてある、、、![]()
グッドアイデア
である。
そして
お茶目
である ![]()
足は垢だらけで、何処までが皮膚で、何処からが垢?
それくらい分厚く腫れ上がっている。
もしかして、、、栄養のバランスが極端に悪いんだろうか?
片方のナイロンズボンの裾は膝まで折り上げてあり、
その下ふくらはぎの部分は新聞紙が巻いてある。
もう片方の足は、裾から透明のナイロンが見え隠れしている。
この暑いのに、、、足に新聞やナイロンを巻いている、、、
すでにくっついて離れないのかもしれない。
もしかして、、、皮膚の病気なんだろうか?
黒いヨレヨレのナイロン袋2個が全財産なのか、、、
大切そうに抱えて、、、何処へ行くのだろう?
あまりの暑さに、、、
こうして毎日冷房の効いた山手線に乗っているのだろうか?
電車賃はどうしたの?
電車賃があるくらいなら、、、
100均でビーチサンダルでも買ったほうがいいのに、、、。
「外見」的なことを色々想像しながら、、、
回りの人たちの表情も観察してみた、、、。
ホームレスも、一般の乗客も、、、面白かったよ!
ほとんどの人があからさまに、眉間にしわを寄せ、
ハンカチを取り出し、、、時折観察しながらまた目を伏せる。
私はハンカチは出さなかったが、
もちろん!同じ行動をしているのだ(苦笑!)![]()
今度は、、、
『なぜホームレスになったのだろう?』
想像してみることにした、、、。
事業に失敗して、家族離散、、、世捨て人になってしまった。
しかし、、、事業の失敗も、もしかして、、、
贅沢三昧だったかも知れないし、
誰かの保証を背負ってしまったのかも知れないし、
それとも経営能力がなかったのかも知れない、、、。
もしかして騙されたのかもしれない、、、。
または別な理由で、、、
大切な家族を亡くしたり、
心のすれ違いから、、、自暴自棄に、、、。
また、、
ギャンブルか?女か? ![]()
想像すればするほど、、、どんどん湧いて来る ![]()
時々電車が駅に停まると、
また知らずに入ってきた乗客たちが驚いた顔をして、
すぐさま眉間にしわを寄せ同じ行動を取る。
それが、、、可笑しくてネ ![]()
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新橋の地下通路にも、
新宿のビッグカメラの歩道橋の上にも、
ホームレスは以前より本当に増えてきたと思う、、、。
色んなタイプの人がいる。
ダンボールで住処を整え、
その日着ていたものをきれいにたたんでから横になるおじさん、
40歳代のまだ、、、きっと磨けばキレイなご婦人もいる、
どんなに人通りが多くても、
平気でスッポンポン!(失礼!!)
下着を履き替える天使のようなおじさん、、、
どんなに今はホームレスになっていたとしても、
それぞれの育った環境や、
過去の生活スタイルがうかがえるのは、
なんだか、、、とても不思議な気持ちになる、、、。
人の数だけ、、、
人生があるんだよねぇ~。。。
改めてそう思った。
ホームレスがイイか?ワルイか?
きっとイイわけはないのだが、、、
別な意味での「勇気」「切り替え」が必須になってくる。
ものは考えようだけれど、、、
誰かを騙してのうのうと生き残るやつもいれば、
自暴自棄になって心を病み、命を絶つ人も多い中、
どうにか生きている、、、
これはこれで、、、もしかして「あり!」かも?
そう思いながら、、、一人可笑しかった ![]()
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色々考えながら、、、
乗りかえの品川に着いた。電車のドアが開いた。
一気に風が流れ込み、、、
『 ワァー ![]()
、、、
強烈な匂いが ![]()
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』
説明出来る
臭い
ではなかった、、、![]()
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まぁ、、、人の生き方にジャッジはしないが、、、
やっぱり、、、「清潔」であることは、、、
生きているうえでとても必要なことだよなぁ~、、、
そう結論をまとめたい私です。。。 ![]()
そのためには、、、
やはり最低限生活を支える収入というものが、、、
だから働かなくっちゃ、困ったことになるのですぅ。。。
まさに 「 地に足をつける
」
いつも口をすっぱくするほど言っている、、、
「グラウンディング
」ってやつが重要なんですよね![]()
ホームレスの着ていた、、、
猛暑の、、、雨合羽とダウンベストは、
きっと彼の、、、「鎧」だったのかも知れない、、、。
何処から手をつけていいのかわからない現状、
そして脱ぐに脱げない、、、
今の自分を唯一包み込んでくれる、、、
現実からの逃避を許して受け止めてくれる、、、
頑丈な「鎧」なのかも知れないと、、、
なんだか切なくなってしまいました ![]()
そして、、、次の日、、、
私は逆のものを見せられるのです、、、。
きちんとした身なりの、話し上手な、、、
似非(えせ)紳士
に出会うのです。
そして同じく彼も、、、
どんなに身なりはきちんとしていても、
現実を生きていない、、、
地から足が浮いている人だったのです。
「外見」って、、、なんだろう?
続きはまた発信いたします。。。![]()




















